"喜劇!駅前林道"創作野郎
陸奥酔助:「猫みたいな女だった」 第五回
: 初出掲載誌:月刊七味八珍:第三号
女と度々出かけた。2人で見知らぬ街を歩いたり、山へ行ったり、海へ行ったり。
バイクを転がして遊びに行く時はいつもテントで寝泊りしていた。野営地はいつも女が選んだ。女はいつも山中でも海辺でも人気の無い寂しい場所ばかりを厳選した。
スローバラード (原曲作詞 忌野清志郎)
昨日もテントの中で寝た
あの娘と手をつないで
海辺で山奥で
2人でシェラフにくるまって
遠くで犬の遠吠え
夜霧がテントを包む
悪い予感のかけらも無い
あの娘の寝言を聞いた
本当に確かに聞いた
「ああ、お寿司が食べたい」
つづく
版権の問題で写真は掲載出来ません。
<写真と文は関係ありません>
注)上記の「スローバラード 作詞 忌野清志郎」の歌詞掲載は
著作権上何らかの問題があるとは思います。
このあたりも合法的にどうしていけばいいのか今後取り組んでいきます。
(管理者組合)
Copyright ©
1989-2002 Ekimaerindo
All Rights
Reserved.