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英蟯虫:2003:
Date 2003/10/28.
■蝙蝠洞窟巡り■
客人を乗せ蝙蝠洞窟に行った。
行ったのは今回が初めてである。
理由は片道2.5時間かかり丸一日潰れるからである。
洞窟は大きく順路は1.6マイルあり一時間程度かかる。
肝心の蝙蝠が飛び立つのを見るための順路は更に1.6マイル加算される。
しかし現地に着いた時には既に午後2時を少し過ぎておりそちらの
順路は閉鎖されてあった。
洞窟の中で色々と思うことがあったが今ではすっかり忘れてしまった。
帰路で少しやばいと思いつつ飛ばしていると案の定
往復300マイルの直線期間にたった一台だけ配備された
田舎管轄の保安官の車に捕捉され罰金US$177.--のチケットを貰った。
罪状は速度超過!
この国で初めて罰金刑に処された。
この時客人とともに蜃気楼を追っていたのだが、そろそろ速度を落とそうか
と思っていた頃前方に不審車を発見しブレーキを踏んだが遅かった。
田舎の管轄なので罰金も町に比べて格段に高い。
すべてクリスマスのボーナスに使われる。
寄付の一種ではある。
街に帰ってみると冷えこんでおりまた季節はずれの砂嵐が街を蹂躙していた。
最寄りのイタ飯屋に入るものの停電していた。
非常灯と蝋燭の炎だけで夕食を取ることにした。
なかなかエレガントな風情であった。
そして生活のすべてを電力に依存している近代文明について色々と思うことが出来た。
こうした薄明かりの中でもタフに食事を楽しんでいたのは二組の老夫婦の席だけであった。
連中は昔の想い出を肴に食事を楽しんでいた。
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