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英蟯虫：2003：

Date 2003/9/16.

■久々の安宿〜Ritzy's Cafe〜チキン・トマト・カレー■

■久々の安宿■


　
　久々に安宿に泊まった。
　宿は雨露さえ凌げれば良く、車がタイヤが四つついて屋根がついていたらそれで良い！
と思っているので別段気にはしないが、手配してくれた方が色々を気を遣ってくれ
連日昼食・夕食とお世話をしていただいた。
　また変った人と知り合いになれた。

　夕食の後、深夜までまだまだ時間があったので酔い醒ましに出かけた。
　安宿の近くには酒屋がところどころにあり久々に色々な珍しい酒瓶を眺めることが出来た。
　そして久々に見付けたポーランド産ウオッカと1ショット・グラスを買って宿に戻った。
　製氷器から氷を取ってきて冷やして飲んだ。

　
　翌日の夜はもう酒屋に行かなくても良かったので前夜に見付けておいた映画館に出向き
"Open Range"を観た。
　　　↓
http://www2.diary.ne.jp/user/143481/　

■初めてSaturnに乗った■
　
　今回の車は”Saturn”で以前から持っていたそのイメージで最初からワクワク感は無かった。
サターンと言うと日本ではかって”所ジョージ”がCFに出ていたあの一代前の
日産フェアレディZの目つきによく似たモデルだがこいつは全然違った。
　内装もそんな大したことは無く、そして小回りもきかない。

　駄菓子菓子、エンジンが凄い！
　排気量がどれだけあるのかはわからないがとにかく良く回る！
　踏み込めばあっ！という間に6500回転まで回る。
　やたらと小手先の技術にだけ拘って「やれDOHCだ何だ！」とすっとこ回らないエンジンを設計している
某国産のエンジンなんかと違ってこいつは良く回った。それもまだ新車に近い状態であそこまで回ったから
驚いた。良いものは良い！と素直に認める。
　
　
　（注：一応法定速度内です）

　そして今回日産のAltimaの助手席に初めて乗ったがこれまた凄い車であった。
エンジンは3.5リッターというが流石にパワフルで車内が広く快適であった。
　そしてところどころ手を抜いた内装。
　カルロス・ゴーンが口を出してこの世に出した最初の車と言われるその意味が良くわかった。
なんとその車がUS$17,000で売られていて新型のカローラとUS$1500しか違わないと言う。
　（違いは経年変化の度合いと再販売（下取り価格）それに修理・消耗部品の差だけであろう）

　残念ながらAltimaの画像は無い！

■Ritzy's Cafe■

  相変わらずのドタバタでかの地を引き上げる段になり或るカフェが目に入った。
綴りが一緒であるかどうかは確信が持てなかったが数時間後に再度そこに出向き写真だけ撮った。
時間があれば店内に入ってお茶くらい飲みたかったが・・・。
車に乗ったまま写真を数葉撮っているとコックの格好をした大柄の白人が帽子を取りながら
外に出てくるのが見えた。案の定そいつは丸坊主であった。
話し合いをしている時間は無かったのでそのまま駐車場を出た。





思えば当日は9月11日であった。
直前から色々な情報が飛び交っており”2年前のテロを忘れさせてやるくらいのものを！”
という声明が出ていると色々な筋から連絡があった。

半分は怖いもの見たさ、半分は覚悟を決めて空港に行った。
しかし空港は平静を保っていた。

やれテロだ！デマだ！やらせだ！と色々な噂が飛び交う中、飛行機に乗って帰ってきた。

　誰も誉めてくれないの自画自賛するがテメェが作ったトマト・チキン・カレーは最高だと思っている。
ただカレーはすぐにデヴになるのでなるべく食べないようにしている。

　駄菓子菓子、藤原新也が最近エビでタコを釣ったのを知り
それを何かに転用すると予測はしていたが・・・それがカレーだとは思わなかった。
　藤原新也のカレーもさぞかし本場モノに近く秀逸であろう。
　長野県のどこかに彼が指導したカレー屋があるという
何時の日かそこに出向きカレーを食べたいと思う。
　ただチキン・トマト・カレーだけは譲れないと思う。

タコカレーじゃ。まいったか！
　　　　　　　↓
http://www.fujiwarashinya.com/talk/2003_0910.html


と日記の方で勝手に宣言してしまったので久々にカレーを作った。
量をわきまえれば良かったのに張り切って大鍋で作ってしまった。
しかし今回のはいつものトロトロ・バージョンでなく結構サラサラバージョンであった。
藤原新也のタコカレーを意識していたのかもしれない。



カレーを煮込む間飲んでいた麦酒とポーランド産ウオッカ。
　麦酒は最近主にSierra Nevadaというカリフォルニア産のPale Aleばかり飲んでいる。
これは濃があって美味い！（或る人にこの麦酒の存在を教えていただいた）

左のが今回入手したポーランド産ウオッカ（US$31.50+税）
　　*厳選ライ麦が原料！と記されてある。
右のがいつも飲んでいるアブソリュート・シトロン（スゥエーデン産ウオッカ）（US$22.50+税）
　ウオッカを冷凍庫で凍らせて（実際には凍らない）トロトロになったものを
1ショット・グラスでチビチビ飲むが近年最高の愉しみである。
　しかしウオッカを始める前には空きっ腹にそれなりの麦酒を流し込み
結構酔っ払っていないとならない。麦酒でお腹が膨れてこれ以上は・・・でも
酔い足りない！という時に登場して来るのがこれらのウオッカである。


さて金曜日の夜はカレーを作ったが完成まで待てず、
パラに”お好み焼き”を作って食べた。
　御禁制かつ極上モノの紅ショウガさえあれば気持ちは安寧！安寧！
（少し前のドイツではここまで色の付けた食品は持ち込み禁止であった！）



　で翌土曜日に完成したチキン・トマト・カレーを食べました。




　昔は一週間平気でカレーを食べ続ける事が出来ましたが
最近はそこまでカレーに対する執着がありません。

　土曜日の昼、日曜日の昼、そして月曜日の夜と食べていますが
まだ鍋には二食分くらいのカレーが残っています。

　明日の夜も夕食の仕込みに悩む事はないのですが
少し飽きてきました。でも日々煮込む度に味が良くなっていくのも事実です。

　今回は藤原新也のタコカレーに触発されてカレーを作りましたが
その割には無難な味付けになってしまいました。

　（今回のバージョンなら辛さが苦手な人でも問題なく食べられるのでは？と思いました・・・）


　結構酔っ払ってから食べていますがそれでも美味しいので本当は随分美味しいのだろうと
自画自賛しておきます。ちなみに今回の鶏肉は手羽部分を使いました。

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