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英蟯虫:2003:
Date 2003/8/7.
■私、痺れています!■
私、痺れています。
今朝の話であります。
いつもの様にシャワーを浴びてパンツを履いて、そして
先日乾燥機から引き上げてきた鞄の中からTシャツを出しそれを着、
次に靴下を出そうとしました。
この時に右手首に少し違和感を感じました。
この違和感が疼痛に変るのにあまり時間を要しませんでした。
色々と考えました。
気のせい?
昨夜飲んだのは麦酒だけ?
それともただの錯覚?
でも気のせいではありませんでした。
サソリに刺されたのか?毒蜘蛛に噛まれたのか?
瞬時にその二つの可能性に想像が及びました。
敵がサソリなのか毒蜘蛛なのかは別にして取り敢えず家を出ないとなりません。
鞄のファスナーを閉めてそのまま家を出ました。
運転の途中で手首が少し腫れてきました。
結局痺れは広がり右腕下腕全域と右手の小指が痺れたままです。
サソリであれば昨年経験済みなので怖くは無いのですが毒蜘蛛なら
どうなるのか?と不安と憂鬱に押し潰されそうになりました。
過去のサソリ体験!
↓
■サソリ■09/08/2002
■サソリPart-II■09/08/2002
強靭な肉体を誇るプロレスラーでも初めて受ける技には恐怖を感じると言います。
毒蜘蛛ならどうなるのか?このままこの砂漠の街で死んでしまうのか?と不安に駆られました。
実は客人には言っていませんがこの街にはサソリだけでなく
ブラックウィドーと呼ばれるクロゴケグモ (Latrodectus
mactans)の存在も確認されています。
もしかしたら珍種のセアカゴケグモ(Red
back spider)だったらどうしようか?と更に不安になりました。
ここ捨年ほどはほとんど自分が本当にやりたい事が出来ず、このままだと死んでも死にきれないと思いました。
(こう言う時の人間の心理とは複雑で奥深く、過去を悔やんだり、将来に対して開き直ったり、と色々と忙しいです。
ただそこには小心者で臆病な裸の自分が存在しています。)
半日経っても痺れが収まりませんでした。(今も痺れたままです)
病院という場所と医者という人間は大嫌いなのですが、
今回ばかりは仕方なくお節介な人に言われるまま開業医の所に行きました。
(実はこの国の医者というか病院に行くのは初めてです)
結局2時間待たされて診察してもらったのはたった5分で、薬の処方箋をもらって帰りました。
(だから病院も医者も大嫌いなのです)
帰り道で薬局に寄り薬を貰って帰りました。
その薬は、
メチルプレドニゾロン
(メチルプレドニソロン)と言うのですがどんな薬なのかわかりません。
口にする前に色々と調べてみましたがよくわかりません。
副腎皮質ステロイド(ステロイド)とも言うらしいのですが今度はその
副腎皮質ステロイド(ステロイド)が何なのかわかりません。
ただ最初の2錠を口にして感じたことは「強烈な!」薬である!ということです。 【調査結果】
作用時間が中程度のタイプに属する副腎皮質ステロイドです。
副腎皮質ステ
ロイドの中では、抗炎症作用、抗リウマチ作用とも中程度です。プレドニゾロンの
化学構造の一部を変化させた物質で、作用が強められています。
http://homepage1.nifty.com/~mai9001/medicine/steroide.html
副腎皮質ステロイド(ステロイド)
1、副腎皮質ステロイドとは
炎症やアレルギーなどに使われる薬です。
効き目の強いものです。
2、薬理作用
薬品名 商品名
(一例) 作用時間
薬理作用の力価比
ヒドロコルチゾンを1とする
生物学的半減期(時間)
ベタメタゾン リンデロン
長時間型 25 36〜54
デキサメタゾン デカドロン
25 36〜54
プレドニゾロン プレドニン
中間型 4 12〜36
トリアムシノロン ケナコルト
5 24〜48
ヒドロコルチゾン コートリル
短時間型 1 8〜12
3、使い方
飲む量は病気の種類や程度によりかなり差があります(1錠から12錠くらいまで様々)。
1日3回から、1日おきに1回などというように回数も様々です。
量が多ければ効き目は良いのですが、副作用も強く現れます。
一般的に多い量から初め、効き方を見ながら徐々に減らします(漸減法といいます)。
もちろん、副作用も見ながら治療を行うので、飲む量は必ず守りましょう。
4、服用上の注意
自分の判断で飲む量や回数を減らさないこと。
勝手な飲み方をすると、症状が悪くなったり、副作用が現れやすくなります。
効き目は強いのですが、正しく使わないと副作用だけが現れることもあります。
特に、長期間服用しているときは絶対に守ってください。
5、副作用
重症の副作用が現れる確率は10%くらいと言われています。
重症とは言っても、命に関わる副作用ではないので医師の指示を守れば、特に
問題はないでしょう。
特に問題となるのは、長期使用において骨粗鬆症、動脈硬化病変が現れることです。
ただし、これらの場合においても、副作用に対する薬が出されるので、指示を
守るようにしてください。
闘いすんで陽が暮れて・・・
さぁ、犯人は一体誰なんだ?と正面から敵と向き合うことにしました。
ライディング用の手袋をし、傍らには撲殺用の雑誌を置き
鞄のファスナーを開き、下着を一枚一枚取り出して敵を探しました。
なかなか敵が現れないので鞄の中を掻き回しました・・・。
すると・・・
で、で、出た!
敵はサソリでした。
Tシャツの中から出てきました。
生け捕りにしたサソリ!
(フィルムケースにこの様に入るくらいなので小さいのですが
体長から判断するとその毒の効き目は凄いです)
昨年サソリに刺された時から数えて今回ので4匹目です。
少し前には壁を歩いているサソリを叩き落として殺しました。
丁度昨日は別の部屋で乾燥木乃伊(ミイラ)になったサソリを見付けたところでした。
敵がサソリと判明しすっかり安心し早速コロナ(麦酒)を飲んでいます。
まだ痺れは去りませんが、
今は薬の副作用とアルコールの相乗効果が怖いです。
このまま絵筆が握れなくなったりしたら困ります。
またキィー・ボードの入力にも影響が出ています。
困った困った駒鳥姉妹、しまったしまった島倉千代子とか冗談を言う元気もありません。
今晩容態が激変したら左様なら!
参考にさせていただいたサイト:
毒蜘蛛
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