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英蟯虫:2003:
Date 2003/6/7.
■本当にあった怖い話■
先日のある夜、急にある人が豹変し本性を現わした。 従者であり下僕である我々の側に何らかの落ち度があって、それらに対する脅しや怒りや戒めのために 【中略】 色々と調べてみると前頭葉が少し損傷を負っているのではないか?という仮説に辿り着いた。 ■おまけ■別の妖怪の話 【参考文献】
注)絵の具が勿体ないので妖怪の彩色は止めました。
妖怪であったのである。
照度の落ちた蛍光灯の下で見る妖怪の素顔はなんだか白いぬるぬるした気持ちの悪い物体であった。
妖怪”ぬらりひょん”の亜種では?とそんな妖怪の名前がふと浮かんだ。
情けないくらい照度の落ちた蛍光灯の下で罵詈雑言を並べ立てて吠えているその妖怪からは
別に恐怖心とか畏怖心というのは湧いてこなかった。ただただ滑稽で哀れであった。
ここで言う”怖い”という意味はこんな突然姿を現わす妖怪がある種の極地的かつ専横的な権力を握っているという
ことである。
妖怪がその本性を見せるというのであれば納得がいくが、先日の豹変はただの勘違いから来ているだけに
始末が悪い。
そんな姿を見せられた側の人間としてはあれからずっと不快な気分が続いている。
実は半年ほど前に今回と同じ場所で別の人が本性をさらけ出したのである。
それは滑稽等で片づけられるものではなく、そこにはバイオレンスとセクハラが炸裂したのである。
凶暴で専横的で傲慢な妖怪の姿をそこに見たのであった。
まるで妖怪”猿神”の様であった。
こんな暴力的で破滅的な妖怪が一般社会でかなりの権力を握っているのが現実で、それがそのまま滅び行く
祖国の元凶であり病巣であろう。
経済対策なんかより妖怪退治をする方が先決なのでは?と思う。
[図説]日本妖怪大全: 水木しげる : 講談社α文庫
バカの壁 : 養老孟司 : 新潮新書
夜と霧の隅で
: 北杜夫 : 新潮文庫
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