日曜日:
最初の偵察の時には工事中であった美術館が完成していた。
この美術館は建築に興味がある人とっては面白い建造物だと思う。
建物全体が船を模しているようで、それに鯨の尻尾みないなものがついている。
(鯨ではないかもしれないがそう見える。)
Milwaukee Art Museum
↓
http://www.milwaukeeartmuseum.com/
さて肝心の収蔵品なのだが・・・
やたらと多いコンテポラリー作品・・・中には「これは!」といのもあったが大半が「ムムムム」という
感じでワケわかめちゃん。
古典的油絵・・・ルノワール等の小品もあるが・・・
ドイツ人の金持ちの私財・・・半分は一族の肖像画、半分はドイツの古都の風景画・・・・
★思い切り気合いの入った入れ物(建物)に比べて中身はスカスカ!と言った感じ。
まぁ新しい美術館なので仕方がないが、それにしても「なんだかなぁ?」という感じ。
金持ちの私財の展示はつくづく難しいと思った。
事前偵察を兼ねて”七草”という和食の店に潜入。
トンカツとキツネうどんとご飯を注文。
ビールはBeerリストの中に
"Hitachino Nest Beer"というのがあったのでその中の”
White Ale”
の大瓶を一本頼んだ。
製造元は茨城県那珂郡にあることが判明した。
木内酒造合資会社:茨城県那珂郡
http://www.kodawari.cc
★味は例の”銀河高原”ビール系の味。
普通に飲んで”美味しい”と思ってもらえる味ではない。
他の小さなビール醸造所のものにも言えるが
拘りや思い込みを捨ててどうして”ビール単独”で
飲めるような味のものを作れないのか?ということだ。
凝って作り込めば作り込むほどこの手のビールは
みな同じ味になる。
つまり、何か他の料理と一緒でなければ飲めない!という代物。
そしてこのWhite Aleは和食には全然マッチしないという宿命的な
欠陥を持っていた。ステーキやせいぜい鳥の唐揚げくらならまだしも
寿司やその他の和食には合わない。
ビールは先ずビール単体で飲んで美味いものでないとならない。
普通のヘレスやピルツで勝負する小さな醸造所に出会えれば
嬉しいのだが。
火曜日:
ドイツ料理屋に行った。世界中のビールがあったが迷わず
生のヴァイッツエン・ドゥンケルをチョイス。
ビールは美味かったが食事はみんなに不評だった。
期待していたソーセージがメニューに無かったこともあるが
肝心なウインナー・シュニッツエルが大ゴケしていたので
後の料理も推して計るべしである。
うどん屋でキツネうどんが不味い!というのと同じ状態だ。
しかしこんな店に著名人が沢山来店しその時の写真と署名が
大袈裟な額に入れられて飾られている。
著名人はその舌の馬鹿さ加減を公表されているのと同じなのだが。
店の名前は敢えて記さない。
水曜日:
夕食を近場で安直に済ませよう!と言う抵抗勢力を押し切りイタリアンにした。
(それがね「奥さん!聞いてよ!」という感じで大成功!)
「久々に美味しいものを食べた!」
「今日まで生きていて良かった! 」
と言うのが正直な感想であった。
店の名前は”Buca di Beppo”と言う。
イタリアの家庭料理を再現しているので一つの注文で4-5名分の料理が一つの皿に乗って出てくる。
この店には4名くらいでいくのがベストだと思う。
他の都市に本店がありまた支店もあるようなので機会があれば再度行ってみたいと思う。
アラスカ出身のピーターと言う給仕もすごく丁寧・親切で久々にまともな人間に出会った!という感じであった。
Buca di Beppo
http://www.bucadibeppo.com/
【目次へ】
■今回入手した本■
初日の移動の飛行機の中で読んでいた本は、次の3冊だけであった。
今回は何故か荷物を極力少なくすることに拘った。
・ロンサム・カウボーイ:片岡義男
・サハリンへの旅:李恢成(り・かいせい)
・雨天炎天:村上春樹
旅を渇望しているのでやはり旅が中心の本ばかりのチョイスになる。
旅関係で好きな本は村上春樹の「遠い太鼓」であるが前回また精読したので
今回はその続編とも言える「雨天炎天」にした。
「遠い太鼓」を読むとギリシャへ行きたくなってくる。
旅に携行する本を一冊に絞れ!と言われたら開口健の「輝ける闇」か「夏の闇」になると思う。
そしてかなり難しい選択ではあるが最終的には「夏の闇」を選ぶ。
さてシカゴで予定どうり本の仕入れを行うことにした。
今回のターゲットは片岡義男の絶版本。
大半のものは20年近く前に読んでいるが数回の引っ越しの際に消えていった。
数冊は手元に残っているが足りない分を今回仕入れた。
Z:梁石日(ヤン・ソギル) 幻冬舎文庫
ときには星の下で眠る:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
俺のハートがNOと言う:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
幸せは白いTシャツ:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
スローなブギにしてくれ:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
最終夜行寝台:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
町からはじめて、旅へ:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
友よ、また逢おう:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
一日じゅう空を見ていた:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
スターダスト・ハイウエイ:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
and I Love Her:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
湾岸道路:片岡義男:角川文庫:赤背表紙絶版本
さっきまで優しかった人:片岡義男:新潮文庫
約束の土地:李恢成:講談社
はははははあははあ・・・
正にそのとうりですなぁ。
気分など害するわけなどありません。
悪口と感想とはまた別のものだと思っています。
最近の偏狭(偏狂)人が増えた極東の辺境の島国ではこのあたりの違いが
理解出来ない人が増えているようです。
例え、本人が第三者のある種の発言を受けて気分を害したとしても
それが第三者の感想であれば別に咎めるべきものではないと思います。
(あからさまな陰口、非難中傷であれば別ですが、「ワシはこう思う!」というのはただ印象や
感想を述べているだけの話だと思います)
1.アメリカン・ライフ 2.ハリウッド 3.アイム・ソー・ステューピッド 4.ラヴ・プロフュージョン 5.ノーバディー・ノウズ・ミー 6.ナッシング・フェイルズ |
7.インターヴェンション 8.プロセス 9.マザー・アンド・ファーザー 10.ダイ・アナザー・デイ 11.イージー・ライド |
シカゴでの最後の晩餐はある人にお付き合いいただきブラジル料理をチョイスしてもらった。
店の名前は"Sal & Carvao"
http://www.salecarvao.com
といい3連休の初日であったため大量の客で店は大繁盛だった。
我々は直前まで仕事をしていたため予約も無く飛び込んだわけだが
1時間限定なら席を用意する!というので強引に座り込んだ。
サラダ・バーで新鮮なサラダを食べ、珍しいブラジル産のビールを飲み、
そして死ぬほど肉を食べた。
もう少し話したいことがあったのでその店のバーに行った。
お腹が一杯であったのでその店特製のカクテル"the
Caipirinha"を注文した。
"the Caipirinha"
ライムが大量に入っていて酸っぱいがそれを上回る甘さ・・・これは何処かで飲んだ味だ!
酸っぱさと甘さに隠れた強烈なアルコールの強さ・・・。
かってメキシコの温泉街にあるブラジル料理で接待した時のことを思い出した。
空きっ腹で晩餐を始め、ビールをしこたま飲み、また肉をたらふく食べてから
ワインを注文したが「無い!」と言うので「何でもいいからブラジルの酒を!」と注文したのが
こんな感じのカクテルであった。
口当たりが良く3杯くらい飲んでから宿に帰った。
宿のロビーでソファーに座ったが天井が3つに分裂しそれらがグルグルと回り始めたのであった。
あんなに視覚情報が万華鏡の様にグルグル回る酔い方は初めてだった。
あの夜はそのまま寝るわけにも行かずそれからタクシーを拾って空港まで若社長を迎えに行った。
温泉街の空港に着いても天井がグルグル回っていた。
翌日からの旅のこともあるのでほどほどにして宿に帰った。
今手元にあるこのカクテルのパンフレットを見ているが・・・
成分は新鮮なライム、砂糖そしてCachacaとある。
Cachaca・・・これはなんと読むのだろうか?(ポルトガル語の独特の読み方は難しい)
とにかくこいつはブラジルの有名な焼酎(ビンガ)であろう?という察しはついていた。
ネットで検索すると一発で答えが出た。
カシャーサと読み、やはりビンガであった。
【引用】
なんせ、ブラジルの酒と言えばピンガ(またの名をカシャーサ:サトウキビ原料のスピリッツ)、
ピンガといえばブラジル(くどくてスミマセン)と言うくらい、しっかりと定着したイメージがあるので、無理もありません。
参照サイト http://www.brazil.ne.jp/newsinjapan/022.html
【目次へ】
1.真夏の果実 2.女神達への情歌~報道されないY型(ケイ)の彼方へ 3.さよならベイビー 4.逢いたくなった時に君はここにいない 5.希望の轍 6.忘れられた BIG WAVE 7.せつない胸に風が吹いてた |
8.涙のキッス 9.OH,GIRL~悲しい胸のスクリーン 10.素敵なバーディー~No No Birdy 11.冷たい夏 12.HAIR 13.慕情 14.クリスマス・ラブ~涙のあとには白い雪が降る |
ディスク: 2
1.愛の言霊(ことだま)~Spiritual Message 2.BLUE HEAVEN 3.あなただけを~Summer Heartbreak 4.MOON LIGHT LOVER 5.愛無き愛児(まなご)~Before The Storm 6.心を込めて花束を 7.唐人物語(ラシャメンのうた) |
8.SAUDADE~真冬の蜃気楼 9.湘南SEPTEMBER 10.TSUNAMI 11.夏の日のドラマ 12.LOVE AFFAIR~秘密のデート 13.SEA SIDE WOMAN BLUES 14.素敵な夢を叶えましょう |
イリノイ州を縦断しMissouri州に入ったところでI-55に合流。
州境で生まれて初めてMississippi川を見る。
*Mississippi川を渡ってMissouri州へ*
*I-57を南下*
テキサス州のパリに1時間程度滞在し
後は州高速19号&24号を南下し再度I-30へ合流。Dallas,Fort
Worthを抜けてひたすら西へ。
Fort WorthからはI-20になる。
前回Amarilloにも行ったし、今回はParisに行けたのでもうテキサスに思い残すことはなくなった。
「旅の途中で終わる旅もある。」
こうして今回の旅も終わった!
途中で夕食の機会を逃し、それでもひたすら空腹のまま西に走り続けた。
*陽が沈む、「腹が減った」*
(煩悩と葛藤と飢えと眠気が交錯する魔の時刻)
このまま徹夜で走り切ろうかどうしようか悩んだが次の大きな街であるAblineで泊まることにした。
完全に日が暮れてからガスを補給しそこでサンドイッチを食べた。
【後書き】
いくつか考えられるルートの中でこのルートにした理由は:
まぁ適当なところがだ何かモニュメント的なものよりある街に滞在したかった。
だからメンフィスを選んだ。
カントリーの聖地ナッシュビルを選らばずにメンフィス選んだ理由は・・・
カントリー・ソングはいまだに身に沁みて来ず、ブルースはその逆というのがある。
これは抑圧者・征服者側の音楽と被抑圧者・被征服者側の音楽という対比でもある。
時間に余裕があればテネシー州からそのまま南下してミシシッピ州とルイジアナ州を通ってから
テキサスに入りたかった。
Copyright ©
1989-2003 Ekimaerindo
All Rights
Reserved.