梅雨入りしたと言うのに好き好んでバイクで走りまわる馬鹿
関東が梅雨入りしたその週末。
朝六時半、天候小降りの雨の中、中央道国立府中ICから高速の人となる。
高井戸から環八に流れた頃には本降りの雨。
そんな事、気にしない。
そのまま用賀から東名道。
東名川崎辺りでパンツにまで雨が染み込んできた。
パンツに浸入した雨水は冷たく、不快!
堪えられず、止む無く港北PA、朝飯&小休止。
七時半、合羽を着込んで再び仕切り直しで走り出す。
雨、若干小降り。
厚木を過ぎた辺り、晴れ間が覗く。
秦野を過ぎ足柄までの間に完璧に晴天。
追いすがってくる野田ナンバーのクラウンマジェスタ。
抜きつ抜かれつ右コースを駆け抜ける。
完全に雨は上がった。
晴れ、そして蒸し暑い。
雨上がりの山並が綺麗!!。
頭の中は真っ白、何も考えない、体はバイクの一部と化す。
所謂ライディング中毒患者。
愛鷹PA 合羽を脱ぐ。
富士川の長い直線、何キロ出るかやった事あるかい?
140、160、180、190、、、なーんだ200Km/Hジャストじゃねぇか・・・・・・。
何時までたっても”馬鹿”丸出し、とてもジェントルな走りじゃない、、反省。
静岡県警は何処で狙ってるか解らないのに、、、学習能力が無いこの”馬鹿”。
大体お前には家族が居るんだろ!何時までたっても懲りないこの”馬鹿”・・。
キリンのオヤジが海に向かって飛んでった由比を過ぎ、苦い思い出日本坂。
静岡を通過、浜松まで50分と差す道端の掲示板、浜松って案外近い。
浜松の手前、遠州豊田PAで小休止。
濡れた手袋を乾かすのにボクサーエンジンは丁度良い。
浜松西IC、十時半。
浜名湖沿いの一般道を走る。
有料の橋を渡って弁天島。
いつもドサに向かう新幹線から見えているのはこの風景か・・・。
新居関の旧跡を横目に、湖西方面に向かう。
それにしても暑い、糞暑い。
皮なんか着てこなけりゃ良かった。
ところで、浜名湖に一体何が有るってぇんだ?
何にもないけど”うなぎ”がある。
”うな善”と言う鰻屋に入る。
蒸しから始まる関東風、三十分ただ只管”まつ”
因みにうな重一つで千七百円也、”たけぇ”
それでも食べればやっぱし、”うめぇ”
因みに頼んだのはうな重の”竹”。
有料のレイクサイドウェー。
気持ちの良いワインディングはたったの一瞬。”百円返せ!!”
三ケ日ICから再び東名道の人。
静岡ICで東名を降り市内へ、そして県道29号。
暴れ川安倍川に沿って北に進む道。
昔々GPz忍者に乗ってた頃、この辺の川原で野宿したね、、覚えていますか?
I君。
安倍川沿いにズンズン進む、山の中、雲多し。
狭い狭い林道風舗装路、クネクネ道は楽しいかい?
いやぁ楽しいよりも、、、目が廻る。
道端には紫陽花が”見てくれ!”とばかりに咲き狂う。
向かっているのは何処?梅ヶ島温泉さ。
静岡駅前からはるばる50キロ、十五時半漸く辿りついた梅ヶ島温泉。
ここから今日のメイン、山梨へ通じる一本の舗装林道が有るのだが、、、、。
山梨へ抜ける”安倍峠は通行禁止、時間帯通行のみ通行可能”の看板が、、。
次の通行は”17:00〜18:00”、待てるか馬鹿野郎!!
仕方なく延々静岡市内まで引き返し。
途中、パラパラ雨が降る。
雨の中好き好んで走っている馬鹿が居る。
そう”梅雨入りしたと言うのに好き好んでバイクで走りまわる馬鹿”。
十七時、再び清水ICから東名道。
それにしても、東名上で本日一台も旅姿のバイクを見ていない。
雨やからねぇ。余程馬鹿で無いと走らないでしょ?普通は。
もう走って帰るのみ。
2002/6/15 雨後晴時々雨 17284km〜18011km